KEYWORD · 教員 給料
教員の給料はいくら?校種別の平均年収と手取りの目安を解説
公立学校教員の給料は校種や経験年数、勤務する都道府県で大きく異なります。文部科学省や総務省の調査をもとに、校種別の平均年収(額面)や月額給料、20代〜40代の手取り目安、教職調整額の改正予定、比較のポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
公立学校の教員の給料は、校種や経験年数、勤務する都道府県によって大きく異なります。ここでは公表されている調査データをもとに、平均年収(額面)と手取りの目安、押さえておきたいポイントを整理します。
教員の平均年収は校種で大きく異なる
令和4年度の文部科学省・総務省調査などをもとにした校種別の平均年収(額面)は、次のとおりです。
| 校種 | 平均年収の目安 |
|---|---|
| 幼稚園 | 約522万円 |
| 小学校 | 約625万円 |
| 中学校 | 約640万円 |
| 高等学校 | 約680万円 |
| 特別支援学校 | 約653万円 |
| 大学(短期大学) | 約813万円 |
別の情報源では小・中学校が約630万円、高校が約655万円、大学教授が約1,070万円とされることもあり、調査年次や集計方法の違いで幅がある点に注意してください。
月額給料と経験年数別の目安
総務省の調査では、小・中学校教員の平均給料月額は356,431円、基本給月額は383,365円(478,750人平均)、高校教員は給料月額370,607円、基本給月額398,565円(221,473人平均)と報告されています。
経験年数別の平均給料月額(学歴計・全地方公共団体)は、1年未満で262,357円、5〜7年で302,905円、10〜15年で352,523円、20〜25年で409,019円、全体平均は365,106円(平均経験年数18.3年)です。
都道府県別の基本給(小・中学校)は、最高の東京都で416,906円、最低の愛媛県で354,018円と約6.3万円の差があります。高校でも東京都426,899円〜愛媛県369,443円と約5.7万円の差があり、地域による差は無視できません。
手取りは額面より2〜3割少なくなる
額面の年収からは、共済組合掛金(健康保険・年金相当)、所得税、住民税、互助会費などが控除されます。そのため手取りは額面より2〜3割程度少なくなるのが一般的です。
年代別の手取り年額の推定値は、20代(経験5〜7年)で約426.4万円(月約35.5万円)、30代(経験10〜15年)で約472.1万円(月約39.3万円)、40代(経験20〜25年)で約512.0万円(月約42.7万円)とされています。ただし、これは独身・扶養なし・地域手当や教職調整額を含めない前提で算出された推定値です。扶養の有無、勤務地の地域手当、住宅ローン控除などで実際の手取りは変動します。
また、住民税は前年所得にかかるため、1年目は引かれず2年目から引かれます。昇給しても手取りが増えた実感が出にくい理由の一つです。
教職調整額と残業代の考え方
教員には残業代の代わりに教職調整額が支給され、時間外勤務手当は原則支給されません。給特法改正により、2026年1月からは4%から5%へ、2031年からは本則の10%へ段階的に引き上げられる予定です。
比較するときのポイント
- 校種(幼稚園・小中学校・高校・特別支援学校・大学)で年収水準が大きく違う
- 都道府県や政令市で基本給・地域手当が異なる
- 経験年数と年齢で給料月額が上がる
- 手取りは扶養や控除で変わるため、平均からの逆算は不正確
- 出典により調査年次・集計方法が異なる
よくある質問
Q. 教員の初任給はどのくらい? A. 一例として「初任の頃、額面約22万円・手取り約17万円」という証言がありますが、あくまで一例です。採用区分や地域で異なります。
Q. 教員のボーナスは? A. 期末・勤勉手当があり、都道府県別の単純平均で年184.0万円として加算される試算があります。
Q. 手取りは平均でいくら? A. 上記の年代別推定値では20代約426万円、30代約472万円、40代約512万円ですが、条件によって変わります。
まとめ
教員の給料は校種や地域、経験年数で幅があり、額面と手取りの差も大きいです。平均値はあくまで目安としてとらえ、自分の条件に近いデータを確認しながら、地域手当や扶養、控除の影響も含めて考えることをおすすめします。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。