KEYWORD · 公務員 初任給
公務員の初任給はいくら?国家・地方別の目安と手取りを解説
公務員の初任給を国家公務員(総合職・一般職)と地方公務員(一般行政職)別に紹介。大卒・高卒の額面目安、手取りの考え方、平均年収との違い、比較ポイントを調査メモに基づき解説します。数値は調査年次・団体で異なるため幅としてご覧ください。ぜひ参考にしてください。
公務員の初任給は国家・地方で異なる
公務員の初任給は、国家公務員か地方公務員か、また学歴や採用区分によって金額が変わります。ここで紹介するのは基本的に額面(税金・社会保険料を引く前)の金額です。実際の手取りは別途考える必要があります。調査メモでは、国家公務員の行政職(本府省)や地方公務員の一般行政職のデータが示されています。数値は調査年次や団体によって差があるため、幅として参照してください。
国家公務員の初任給目安
2025年4月1日現在、行政職本府省の初任給は次のとおりです(内閣人事局資料)。
| 区分 | 初任給(額面) |
|---|---|
| 総合職・大学院卒 | 30万2,560円 |
| 総合職・大卒程度 | 28万4,800円 |
| 一般職・大卒程度 | 27万1,200円 |
| 一般職・高校卒 | 23万2,800円 |
一方、総務省資料による国の初任給の基準額では、試験採用の場合、大学卒22万0,000円、短大卒20万4,400円、高校卒18万8,000円とされています。選考採用の場合はさらに低く、大学卒20万7,400円などです。これは本府省の初任給とは区分が異なるため、単純比較はできません。
地方公務員の初任給目安
地方公務員の一般行政職(試験採用)の初任給平均は、大学卒で団体平均23万2,100円です。内訳は都道府県22万5,694円、市22万2,738円、指定都市22万1,015円、町村22万0,751円、特別区22万0,087円となっています。短大卒は20万9,791円、高校卒は19万3,860円が目安です。
ただし、総務省の別調査(令和6年地方公務員給与の実態)では、大卒20万1,981円、短大卒18万3,790円、高校卒17万0,535円と、より低い数値も報告されています。調査年次や集計方法の違いで初任給は変わるため、実際の募集要項を確認するのが確実です。
経験年数別の平均給与月額
地方公務員の経験年数別平均給与月額(額面)は、1年未満で平均20万3,424円です。学歴別では高卒18万3,769円、大卒21万0,492円となっています。10〜15年未満では平均29万7,336円、35年以上では平均41万4,349円です。初任給から徐々に昇給していく姿がわかります。
平均年収との違い
公務員全体の平均年収は、国家公務員で約684万円、地方公務員で約666万円とされています(全職種・全年齢・額面ベース)。初任給が20万円台でも、賞与(令和7年勧告で年間4.65月分)や地域手当、昇給により年収は大きく変わります。特に東京都特別区では地域手当が月給の20%などとされるため、初任給の額面だけで年収を判断するのは避けましょう。
手取りの考え方
初任給は通常額面で表示され、手取りとは異なります。新卒1年目は、まず所得税と雇用保険料のみが控除され、2か月目から健康保険料・厚生年金保険料が加わります。住民税は基本的に2年目6月から引かれます。
推定にはなりますが、額面22〜23万円の大卒初任給の場合、社会保険料・税控除後の手取りは月17〜19万円程度(額面の約75〜85%)になることが多いとみられます。ただし自治体、住居、扶養状況などで変動します。明確な手取り統計は調査メモに含まれていないため、あくまで目安としてください。
比較ポイント
公務員の初任給を比較する際は、次の点に注意しましょう。
- 国家公務員か地方公務員か
- 学歴(大学院・大卒・短大・高卒)
- 採用区分(総合職・一般職・専門職など)
- 地域手当の有無
- 賞与や各種手当
- 住居手当や扶養手当 額面だけでなく、これらを含めた総支給額で考えることが大切です。
FAQ
Q. 公務員の初任給は額面ですか? A. はい、通常は額面で表示されます。手取りは税金や社会保険料が引かれた後の金額です。
Q. 高卒と大卒で初任給はどれくらい違いますか? A. 国家公務員一般職の場合、高校卒23万2,800円に対して大卒27万1,200円で、約3万8千円の差があります。地方公務員でも同様に学歴による差が設けられています。
Q. 手取りはいくらくらいですか? A. 額面22〜23万円の場合、手取りは月17〜19万円程度になることが多いと推定されます。自治体や生活条件で変わるため、採用先の情報を確認してください。
Q. 初任給は毎年上がりますか? A. 人事院勧告や社会情勢により変わることがあります。2025年4月1日現在の国家公務員総合職大卒は28万4,800円です。
Q. 公務員の平均年収は? A. 国家公務員約684万円、地方公務員約666万円が目安です。これは全職種・全年齢の平均で、初任給とは大きく異なります。
まとめ
公務員の初任給は、国家公務員の総合職・大卒で28万円前後、一般職・大卒で27万円前後、地方公務員の一般行政職・大卒で22〜23万円台が目安です。額面表示が基本で、手取りは額面の75〜85%程度になることが多いとみられます。地域手当や賞与を含めると年収は大きく変わるため、募集要項や自治体の資料で最新の情報を確認しましょう。数値は調査年次・団体・職種で異なる点にご注意ください。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。