KEYWORD · 介護 年収

介護職の年収はいくら?常勤平均406万円の内訳と資格別・手取りの目安

介護職の年収を厚生労働省の調査をもとに解説。常勤の平均給与は月額338,200円で年収約406万円(12か月換算の推定)。資格別・勤続年数別・施設形態別の給与目安や、額面の75〜85%が目安とされる手取りの考え方、年収を上げる比較ポイントもまとめました。

介護職の年収は、保有資格や勤務先の施設形態、勤続年数、地域によって大きく変わります。「介護 年収」と調べている方に向けて、公的調査をもとにした平均額と手取りの目安を整理しました。

介護職の平均年収は約406万円(常勤・推定)

厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、常勤の介護職の平均給与(月額)は338,200円、非常勤は196,060円です。これを12か月分として単純換算すると、常勤は約406万円、非常勤は約235万円となります。

ただし、この「平均給与」は基本給に各種手当と一時金(4〜9月支給分の1/6)を含む定義で、賞与・退職金・法定福利費は含まれていません。実際の年収はこれより上下する点に注意してください。

資格別・勤続年数別の給与目安

同じ介護職でも、保有資格によって月額の水準は変わります(常勤・額面)。

資格 月額給与の目安
資格なし 290,620円
初任者研修 324,830円
実務者研修 327,260円
介護福祉士 350,050円
介護支援専門員 388,080円
社会福祉士 397,620円

勤続年数別では、1年目298,760円、5年目331,010円、10年目337,300円、20年以上382,520円という水準です。年収換算では約359万円〜約459万円程度(推定)となり、経験を積むほど上がる傾向があります。

施設形態・地域による差

施設・サービス形態別では、介護老人福祉施設(特養)361,860円、特定施設361,000円が高め、通所介護(デイサービス)294,440円が低めです。その差は月額で約7万円、年収換算では80万円以上になることもあります(推定)。

地域差も無視できません。最も低い県では年収約309万円程度とされ、地域間の差は130万円以上に及ぶとの推計もあります。

夜勤手当は1回あたり平均6,365円(日本医療労働組合連合会2023年調査)。夜勤の回数が多い施設では年収が上がりやすい一方、身体的な負担も増えます。年間賞与は医療福祉施設の介護士で547,800円という調査結果もあります(令和7年賃金構造基本統計調査)。

手取りの考え方

額面から天引きされる社会保険料や税金を差し引いた手取りは、額面のおよそ75〜85%が目安です。平均基本給253,810円の場合、手取りは約19万〜21.5万円と推定されます。

正社員介護士の手取り月給は「15〜20万円未満」が38.5%で最多、25万円未満が約83%というデータもあります。求人票の金額は額面表示が一般的なので、そのまま手取りにはならない点に注意しましょう。

年収を上げるための比較ポイント

  • 介護福祉士など上位資格の取得を目指す
  • 特養や特定施設など、給与水準が高めの施設形態を選ぶ
  • 夜勤手当や各種手当の有無・回数を確認する
  • 処遇改善加算の対象かどうかを求人票でチェックする
  • 地域の賃金相場を比較する

よくある質問

Q. 介護職の年収は低いですか? A. 全産業平均と比べて低めという指摘はありますが、資格取得や夜勤の有無で大きく変わります。施設形態や地域による差も大きいため、条件を揃えて比較することが大切です。

Q. 無資格でも働けますか? A. 無資格でも働けますが、資格なしと介護福祉士では月額で約6万円の差があります。初任者研修から段階的に取得するのが一般的です。

まとめ

介護職の平均年収は常勤で約406万円(12か月換算の推定)です。ただし賞与や手当を含めた実際の年収、手取り額は資格・勤続年数・施設形態・地域で大きく変わります。本記事の数値は公的調査に基づく目安であり、調査年度の表記と公表時期に不整合が見られるため、最新の値は厚生労働省の原典で確認することをおすすめします。

本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。

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