KEYWORD · 年末調整 年収
年末調整と年収の関係を解説|平均年収487万円・手取りの目安も
年末調整は、毎月の源泉徴収額と年間の正しい税額を勤務先が精算する手続きです。本記事では、年末調整と年収の関係、平均給与487万円(令和7年分)などの目安、年収別の手取り早見表、確定申告が必要になるケースをわかりやすく解説します。手取りは年収の約7〜8割が目安です。
年末調整と年収の基本
年末調整は、会社員など給与所得者の毎月の源泉徴収税額と、1年分の正しい所得税額との過不足を勤務先が精算する手続きです。多くの給与所得者は年末調整で納税が完了し、確定申告は不要です。ただし、給与収入が2,000万円を超える場合や、副業などの所得が20万円を超える場合などは確定申告が必要になります(出典:国税庁)。
「年収」は税金や社会保険料を差し引く前の額面(総支給額)です。一方、手取りは控除後の金額で、一般に年収の約7〜8割が目安とされています。正確な年収は、勤務先から発行される源泉徴収票の「支払金額」欄で確認できます。
平均年収の目安
国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(前年比1.9%増)です。令和6年分は478万円でした。性別では男性597万円、女性342万円、雇用形態別では正社員559万円、非正規210万円となっています。業種別では電気・ガス・熱供給・水道業が854万円と最も高く、宿泊業・飲食サービス業が276万円と最も低い結果です。これらはあくまで平均値であり、年齢や地域、職種によって大きく異なります。
年収別の手取り早見表
手取りは独身・扶養なしを前提とした概算です。実際は扶養家族の有無、居住地の健康保険料率、業種の雇用保険料率、住民税の天引き有無などで変動します。
| 年収 | 手取り年収 | 手取り月収(賞与考慮せず) |
|---|---|---|
| 300万円 | 約240万円 | 約20万円 |
| 400万円 | 約320万円 | 約26万円 |
| 500万円 | 約400万円 | 約33万円 |
| 600万円 | 約480万円 | 約40万円 |
| 700万円 | 約525万円 | 約43万円 |
| 800万円 | 約600万円 | 約50万円 |
| 900万円 | 約660万円 | 約55万円 |
| 1,000万円 | 約730万円 | 約60万円 |
出典:マイナビ転職「年収とは」。年収420万円の例では、社会保険料や所得税を差し引いた手取りが3,470,992円とされています(健康保険料212,760円、厚生年金395,280円、雇用保険21,000円、所得税95,000円など)。
年収と手取りの比較ポイント
年収が上がるほど所得税率は累進的に上がるため、手取りの割合は徐々に低下します。年収600万円までは手取りが約8割、1,000万円では約7.3割が一つの目安です。また、令和8年分から給与所得控除の最低保障額が65万円に引き上げられる予定で、税負担が変わる可能性があります。年末調整では、扶養控除や生命保険料控除などを申告することで、所得税の還付を受けられる場合があります。ただし、年末調整で年収そのものが変わるわけではなく、あくまで税額の精算である点に注意しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 年末調整で年収は変わる? A. 変わりません。年末調整は所得税の過不足を精算する手続きで、年収(支払金額)自体は変動しません。
Q. 年収と所得の違いは? A. 年収は額面の総支給額、所得は年収から給与所得控除や経費を差し引いた金額です。
Q. 年末調整で手取りは増える? A. 税金の過払いがあれば還付により手取りが増えることがあります。ただし社会保険料は原則として精算されません。
Q. 確定申告が必要なのはどんな場合? A. 給与収入が2,000万円を超える、副業所得が20万円を超える、災害減免や外国税額控除を受ける場合などです。
まとめ
年末調整は給与所得者の所得税を精算する重要な手続きです。年収の目安は平均487万円(令和7年分)ですが、手取りは約7〜8割になる点を押さえておきましょう。正確な年収は源泉徴収票で確認し、確定申告が必要なケースに該当する場合は忘れずに対応してください。条件によって金額は変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。