KEYWORD · マクニカ 年収

マクニカの年収はなぜ1628万円と656万円に分かれる?持株会社と事業会社の違いを解説

マクニカの年収は、持株会社マクニカホールディングスの有報ベースで約1,628万円、事業会社の口コミベースでは平均656万円と大きく異なります。母集団の違い、職種別年収、手取りの目安、確認すべきポイントを整理して解説します。有報の数値を一般社員に当てはめる際の注意点も説明します。

マクニカと一口に言っても、持株会社のマクニカホールディングス(証券コード3132)と、事業会社の株式会社マクニカでは開示・集計の母集団が異なります。そのため「マクニカの年収」は単一の数字で語れません。本記事では、有価証券報告書の数値と口コミ系サイトの数値を分けて整理し、手取りを考える際の注意点もまとめます。

マクニカの年収は「どのマクニカか」で大きく変わる

「マクニカ 年収」と検索すると、1,600万円台という高い数字と、600万円台という数字の両方が出てきます。これは、持株会社マクニカホールディングス(証券コード3132)の有価証券報告書に基づく数値と、事業会社である株式会社マクニカの口コミ・回答者ベースの数値が混在しているためです。母集団がまったく異なる点を最初に押さえておきましょう。

有価証券報告書ベース:持株会社は約1,628万円

マクニカホールディングスの有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与が次のように開示されています。

  • 第11期(2026年3月期):16,285,818円(約1,628万円)、提出会社42名
  • 第10期(2025年3月期):17,496,802円、従業員38人・平均年齢51.5歳
  • 推移:第8期 約1,719万円(30名)→ 第9期 約1,888万円(35名)→ 第10期 約1,749万円(38名)→ 第11期 約1,628万円(42名)

まねでんの集計では「卸売業128社中1位」との記載もあります。ただし、この平均年間給与は提出会社42名だけを対象としたもので、注記には「従業員の大部分が子会社からの出向者」「平均勤続年数は子会社の勤続年数を通算」とあります。したがって、この1,628万円を事業会社の一般社員の年収目安として読むのは不正確と指摘されています。連結5,261名の大半が所属する事業会社の給与は、有報でも非開示です。

事業会社「株式会社マクニカ」の口コミベース:平均656万円

一方、OpenWorkの事業会社「マクニカ」回答者ベースでは、次のように集計されています。

  • 回答者の平均年収:656万円
  • 年収レンジ:300万〜1,400万円
  • 平均年齢:32歳
  • 正社員回答者:323人

マクニカホールディングス側の口コミページでは平均636万円(回答者23人・正社員14人回答)という数字もあります。職種別の口コミ平均は以下のとおりです。

  • マーケティング:883万円
  • FAE:734万円
  • 技術:709万円
  • エンジニア・SE:670万円
  • 営業:654万円
  • 事務:523万円
  • 総合職:451万円

これらは回答者ベースの二次情報であり、公式開示値ではありません。回答者数や年齢構成によって平均は変動するため、参考値として扱ってください。

手取りの目安:1,629万円なら約1,083万円、656万円は不明

持株会社の有報値1,629万円を前提とした概算では、独身・扶養なし・東京都・協会けんぽ令和8年度料率・介護保険料を含む条件で、次のようになるとされています。

ただし、これはあくまで持株会社の有報値を前提とした試算です。事業会社の口コミ水準である656万円の手取りについては、検索結果に具体的な試算が見当たらず、**不明(推定不可)**です。手取りは、居住地、扶養の有無、社会保険料率、賞与の支給月数、みなし残業の有無などで大きく変わります。実際の提示額で確認するようにしましょう。

また、有価証券報告書の平均年間給与は基本給だけでなく賞与や手当を含むことが一般的です。賞与が業績連動型であれば、支給額は年度によって変動します。労働条件通知書やオファーレターで、固定給・変動給・みなし残業代の区分を確認することが重要です。

比較ポイント

  1. 母集団の違い:有報は提出会社42名、口コミは事業会社の回答者323人・23人など。連結5,261名の大半が所属する事業会社の給与は非開示です。
  2. 年齢・勤続年数の違い:有報の平均年齢は51.5歳(第10期)、口コミの平均年齢は32歳です。年齢が上がれば役職・給与も上がりやすいため、単純比較はできません。
  3. 職種の違い:マーケティング883万円、営業654万円、事務523万円など、職種による差が大きい点も押さえておきましょう。
  4. 出向・転籍の扱い:持株会社の従業員の大部分が子会社からの出向者とされ、勤続年数も通算されています。雇用契約の主体がどの法人かで待遇が変わる可能性があります。

FAQ

Q. マクニカの平均年収はいくらですか?

A. どの法人・どの集計かを分けて考える必要があります。持株会社マクニカホールディングスの有報ベースでは約1,628万円(第11期・提出会社42名)、事業会社マクニカの口コミベースでは平均656万円(回答者ベース)とされています。

Q. なぜ有報と口コミでこんなに違うのですか?

A. 有報の平均年間給与は提出会社42名のみが対象で、子会社からの出向者を含み、勤続年数も通算されているためです。一方、口コミは事業会社で働く回答者の自己申告が中心で、年齢や職種の構成も異なります。

Q. 手取りはどのくらいになりますか?

A. 1,629万円を前提とした概算では手取り約1,083万円とされています。ただしこれは持株会社の有報値に基づく試算です。656万円水準の手取りは検索結果に具体的な試算がなく不明です。実際の条件で試算することをおすすめします。

Q. 職種別の年収は?

A. 口コミベースでは、マーケティング883万円、FAE734万円、技術709万円、エンジニア・SE670万円、営業654万円、事務523万円、総合職451万円などと集計されています。あくまで回答者ベースの参考値です。

まとめ

マクニカの年収は、持株会社の有報ベースで約1,628万円、事業会社の口コミベースで平均656万円と、母集団によって大きく異なります。有報の数値は提出会社42名の少数精鋭・出向者を含む特殊な集計であり、一般社員の年収目安としてそのまま当てはめることはできません。転職・就職を検討する際は、どの法人のどの職種で、固定給と変動給がどうなっているかを労働条件通知書で確認し、手取りは自分の条件で試算するようにしましょう。

本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。

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