KEYWORD · 鳶職 年収
鳶職の年収はいくら?平均年収・月給・手取りの目安を解説
鳶職の年収を公的統計と求人データから整理。平均年収467万円・約414.5万円・506万円など複数の目安、年代別・経験年数別レンジ、月給制と日給制の違い、手取りの考え方、FAQをまとめました。日本全体の相場観と注意点がわかります。参考にしてください。
「鳶職 年収」で調べると、求人サイトの数字と公的統計の数字が混在し、どれを基準にすればよいか迷いやすいです。本記事では、調査メモで確認できた求人ボックス給料ナビ、厚生労働省の賃金構造基本統計調査、建設業界メディアなどの数値を整理します。鳶職は公的統計では「建設躯体工事従事者」に含まれるため、数字の性質が異なる点に注意してください。
要約
- 求人ボックス給料ナビでは、鳶職関連の平均年収は467万円、平均時給は1,179円、月給39万円ほどとされています。
- 厚生労働省の令和7年調査では、鳶職を含む建設躯体工事従事者の年収は約414.5万円。令和6年調査では506.0万円、令和2年調査では約411万円と、調査年・区分で差があります。
- 求人レンジは月給22万〜60万円、日給8,000〜24,000円。未経験は低めで、経験・職長・親方になると上振れします。
- 手取り額そのものは出典に明記がなく、額面の75〜85%前後になることが多いという推定です。日給制や一人親方は自己負担が増えるため、額面だけで判断しないことが大切です。
鳶職の平均年収・給料の目安
| 出典・区分 | 平均年収 | 月額・時給など | 備考 |
|---|---|---|---|
| 求人ボックス給料ナビ | 467万円 | 平均時給1,179円、月給39万円ほど | 鳶職関連の求人データ |
| 厚労省 令和7年 建設躯体工事従事者 | 約414.5万円 | 月32万200円、年間賞与30万2,700円 | 平均年齢41.9歳、勤続9.6年 |
| 厚労省 令和6年 建設躯体工事従事者 | 506.0万円 | 月36.8万円、年間賞与64.2万円 | 建設業全体565.3万円、大工448.7万円 |
| 厚労省 令和2年 | 約411万円 | 平均月収約31万円 | 全年齢平均 |
| 令和5年度データ | 約506万円 | 月額約30万円 | 日給月給制という記載 |
同じ「鳶職」でも、求人サイトは鳶職関連、厚労省は建設躯体工事従事者として集計しています。467万円、約414万円、506万円といった数字は、単純比較ではなく「どの範囲の平均か」を確認して使うのが安全です。
年代別・経験年数別の年収レンジ
年代別の年収目安は、19歳以下が約280万円、20〜24歳が約286万円、25〜29歳が約338万円、30〜34歳が約405万円、35〜39歳が約425万円、40〜44歳が約496万円、45〜49歳が約535万円、50〜54歳が約476万円、55〜59歳が約474万円、60〜64歳が約410万円です。40代後半がピークになりやすい一方、50代以降は横ばいから緩やかに下がる傾向が見えます。
経験年数別では、経験0年が約271万円、1〜4年が約309万円、5〜9年が約401万円、10〜14年が約429万円、15年以上が約474万円です。5〜9年で400万円台に乗るかどうかが一つの目安になります。
段階別の目安は、見習い300万〜400万円、1人前400万〜550万円、職長550万〜750万円、親方700万〜1,000万円程度とされています。雇用形態別では、社員鳶350万〜600万円、職長社員500万〜750万円、一人親方所得450万〜800万円、独立親方所得700万〜1,000万円目安です。
分野別では、足場鳶350万〜700万円、鉄骨鳶450万〜800万円、重量鳶450万〜850万円、送電線鳶500万〜900万円というレンジが示されています。地域別では、都道府県別で埼玉559万円が最高、広島419万円が最低というデータもあります。
月給制・日給制・求人レンジ
求人21件の例では、月給制14件で月給22万〜60万円、日給制7件で日給8,000〜24,000円、未経験可は8件でした。日給1.5万円×22日なら月33万円、×18日なら月27万円です。重量鳶の求人では、未経験1年目年収400万円、3年目600万円というモデルもありました。
日給18,000円×月22日稼働なら月39.6万円、年収換算で475万円前後。日給20,000円でも月18日稼働なら月36万円です。日給制は天候や現場の切れ目で稼働日数が変わるため、日給の高さだけで年収を判断しないようにしましょう。
手取りの考え方
出典には鳶職の手取り額そのものは明記されていません。ここからは推定になりますが、額面年収から所得税・住民税・社会保険料(雇用保険含む)が引かれ、手取りは額面の75〜85%前後になることが多いです。年収400万円なら手取り約300万〜340万円、500万円なら約375万〜425万円、600万円なら約450万〜510万円程度というレンジ感が目安になります(推定。家族構成・地域・保険・控除で変動します)。
一人親方・独立親方は、国民健康保険、国民年金、労災特別加入、賠償責任保険、車両費、道具、税金を自分で負担します。日当が上がっても手取りが増えるとは限らない点に注意が必要です。社員の場合は社会保険に加入していることが多く、その分、額面と手取りの差が出ます。賞与、各種手当、固定残業代、休日時の扱いまで確認しましょう。
年収を比べるときのチェックポイント
- 統計の区分が「鳶職単独」か「建設躯体工事従事者」かを確認する
- 月給制、日給制、日給月給制のどれかを確認する
- 稼働日数、雨天時補償、待機日の扱いを見る
- 賞与、手当、固定残業代、社会保険の有無を確認する
- 資格、職長経験、足場・鉄骨・重量・送電線などの分野を見る
- 地域、移動距離、勤務地、安全体制を確認する
- 一人親方は所得と手取り、自己負担を分けて考える
FAQ
Q. 鳶職の平均年収はいくらですか? A. 求人ボックス給料ナビでは467万円、厚労省の建設躯体工事従事者では令和7年約414.5万円、令和6年506.0万円、令和2年約411万円など、出典により幅があります。単一の数字ではなくレンジで見るのが実態に近いです。
Q. 未経験でも年収400万円は可能ですか? A. 重量鳶の求人では未経験1年目400万円、3年目600万円というモデルがありました。ただし一部求人の例であり、全員に当てはまるとは限りません。経験0年の統計は約271万円です。
Q. 手取りはどのくらいですか? A. 出典に直接記載はありません。推定で額面の75〜85%前後、年収400万円なら手取り約300万〜340万円程度が目安です。家族構成、地域、保険、控除で変わります。
Q. 年収を上げるにはどうすればよいですか? A. 経験年数を積み、資格を取得し、職長や親方、単価の高い分野を目指す方法があります。経験5〜9年で約401万円、15年以上で約474万円、職長550万〜750万円、親方700万〜1,000万円目安というデータがあります。
まとめ
鳶職の年収は、求人サイトで467万円、公的統計で約411万〜506万円、求人レンジで月給22万〜60万円・日給8,000〜24,000円と幅があります。年代、経験年数、分野、雇用形態、地域で大きく変わるため、平均値だけで判断しないことが重要です。手取りは直接データがなく推定になりますが、額面の75〜85%前後を見込み、日給制や一人親方は稼働日数と自己負担に注意してください。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。