KEYWORD · 医師 年収
医師の年収はいくら?平均1,338万〜1,512万円の実態と年代別・手取りを解説
医師の年収は調査により約1,338万円〜1,512万円と幅があります。年代別の年収目安、開設者・施設種別による違い、額面の6〜7割が目安となる手取りの考え方、当直手当の影響までを出典付きで整理。年収を比較するときのチェックポイントとよくある質問もあわせて解説します。
医師の年収は、一般的な会社員の平均と比べて高い水準にありますが、「実際にいくら受け取れるのか」は勤務先・年代・役職・当直の有無によって大きく変わります。ここでは、公的統計や各種調査をもとに、医師の年収の目安と手取りの考え方を整理します。なお、出典によって調査対象や集計方法が異なるため、金額は幅を持って捉えてください。
医師の平均年収はどのくらい?
勤務医の平均年収は、調査によって次のように報告されています。
- 賃金構造基本統計調査ベース(男女計・令和6年):約1,338万円(平均年齢44.1歳)
- 令和7年データ:1,512万2,500円(平均年齢45.7歳)
- 医療経済実態調査(令和5年)の一般病院勤務医:1,461万円
- 所定内給与ベースの中央値(賞与・当直手当を除く):約1,207万円
男女別では、男性が約1,424万〜1,594万円、女性が約1,048万〜1,274万円と、調査間で差があります。平均値は一部の高額層に引っ張られやすいため、中央値や年代別の数字もあわせて確認するのがおすすめです。
年代別の年収目安
年代別では、おおむね次のようなレンジが報告されています。
- 20代前半:約592万円
- 20代後半:約757万円
- 30代前半:約1,086万円/30代後半:約1,470万円
- 40代前半:約1,746万円/40代後半:約1,703万円
- 50代前半:約1,780万円/50代後半:約1,889万円
- 60代前半:約1,981万円/60代後半:約1,819万円
- 70代以上:約1,590万円
研修医や若手のうちは一般職と大きく変わらない水準ですが、専門医の取得や役職への就任に伴って大きく上がっていく点が特徴です。
開設者・施設種別による違い
開設者別では、医療法人が約1,576万円、公立が約1,550万円、国立が約1,290万円という報告があります。施設種別の平均では、医療法人病院が約1,498万円、公立病院が約1,456万円、公的病院が約1,452万円、国立病院が約1,410万円、社会保険病院が約1,282万円といった数値が見られます。同じ「病院勤務」でも、運営主体によって差が出る点は押さえておきましょう。
手取りの考え方
額面年収から所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取りは、おおむね額面の63〜70%が目安とされています。
また、公表されている年収には当直手当・残業代・各種手当が含まれていることが多く、当直を外すと年収が約300万円下がり、1,400万円前後が現実的な着地点になるケースも指摘されています。提示された額面だけで判断せず、手当の内訳まで確認することが大切です。
年収を左右する比較ポイント
- 当直・外勤の回数と手当単価
- 役職(医長・部長・病院長など)。病院長では2,633万円という報告もあります
- 開設者(国立・公立・医療法人など)
- 地域差。実質時給では岩手県が11,852円/hで最高、東京都が4,486円/hで最低と約2.6倍の差
- 労働時間。医師の月間超過実労働時間は全国平均19時間
よくある質問
Q. 医師の平均年収は1,000万円を超えますか? A. 勤務医の平均は1,300万〜1,500万円台とする調査が多く、平均では1,000万円を超える水準です。ただし20代前半は600万円前後で、経験年数による差が大きいといえます。
Q. 女性医師の年収はどのくらいですか? A. 報告により幅がありますが、約1,048万〜1,274万円とする数値があります。出産・育児に伴う勤務時間の変化などが影響すると考えられます。
Q. 中央値はいくらですか? A. 賞与・当直手当を含まない所定内給与ベースで約1,207万円とされ、手当を含めた実際の中央値はさらに高くなる可能性があります。
まとめ
医師の年収は、調査ベースで約1,338万円、新しいデータでは約1,512万円と報告され、年代・役職・開設者・当直の有無によって大きく変動します。手取りは額面の6〜7割程度になること、公表値には各種手当が含まれることを踏まえ、条件の内訳まで確認したうえで比較してください。
本記事の年収・手取りは公開情報や一般的な相場に基づく参考値です。勤務地・経験・企業規模・手当により大きく異なります。最新の求人・公式統計もあわせてご確認ください。